食糧安全保障をお題目に留めず真剣に考察する
昨今のコメ余りや備蓄米に関係する騒動について、Gemini に食糧安全保障について問題があるけど、どう思う?みたいなプロンプトを投げてみたら、思いの外議論が捗ったのでブログ記事として纏めておくことにした。なお、相変わらず Gemini さんはヨイショ癖が抜けないようですが、そういうものだと思ってお読みください。
最近、言い訳のように食糧安全保障を口に出して、農家が持続的に営農できる価格を形成しなくてはならないという輿論を煽ろうと JA 幹部が必死になって声を嗄らしていますが、そもそも食糧安全保障というなら、いざ輸入が途絶した非常事態において国民を飢えさせずに済むくらいの食料が確保されていないと意味がありません。別にどんな事態でも飽食を続けさせろという意味ではなく、少なくとも必要カロリーが毎日摂取できて、その期間がどれくらい維持できれば戦略的に合格なのか政府が慎重に検討を重ねた結果なんらかの政略が発表されたとか省庁間で共有されたという話を聞かないからです。仮に食料の輸入が全面的に止まると言う最悪の事態を考慮した場合、カロリーベース自給力が 100% かそれに近い水準でないと誰かが飢える、そしてその誰かは自分かもしれないという危機に直面します。大の虫を生かすために小の虫を見殺しにする、は小説の中では通用しても現実社会では一気に社会不安が増大し、致命的な治安の悪化を招きます。そう考えると需要に応じた生産など生ぬるいどころか日本人を絶滅させる気か!と右翼の連中が怒り狂ってもおかしくない愚策にしかなりません。コメが主食だというなら、その主食だけで国内食料自給率をその水準まで持ち上げる必要がありますから、大増産も大増産しないと肝心なときに食うものがないという悲惨な事態になりかねません。目先の票に目をくらませた政治家の責任ですが、だからといって今いる閣僚を絞首刑にしたところで事態は改善しません。また、食糧安全保障というと食料の量だけが問題になりがちですが、農業を成立させている肥料や燃料がほぼすべてといっていいくらいの量を輸入に頼っています。食料は輸入できないけど肥料や燃料は輸入できるよ!なんて妄想にしか存在しない危機などあるはずもなく、全体的に止まる、または細々とした少量の輸入になったとしたら、当然肥料も燃料も入ってこなくなると考えるのが道理です。もはやコメがどうのと言っている場合ではありません。実質的に何も作れなくなるからです。そこまで考えた場合、むろん外交に力を注ぎ、輸入元の分散やいざという際の代替肥料の確保(といっても原料はほぼ同じなので輸入可能性が高まるかどうかは不明)は当然として、どこまでリスクを読んで準備すべきか政府は国民に明らかにすべきだと思うのですが、今の政府には手に余る難題なのでしょうか。国民としては国会議員の死因は過労死が常識となるくらい働いてもらって構わないのですが。
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